内閣官房では、我が国における武力攻撃事態や大規模テロが発生した際の事態認定を円滑に実施し、国民の生命、身体、財産を守り被害の軽減化を図るため、関係行政機関等とともに国民保護訓練を実施している。最近では、オリンピック・パラリンピック開催及びラグビーワールドカップの開催を見据えた実動及び図上の訓練を都道府県と共同して実施している。今セミナーでは、国民保護法に基づき、国の実施する国民の保護のための措置について解説するとともに、競技場等における大規模テロ事案発生を想定した国民保護訓練の実施状況や必要性などについて紹介する。